労働派遣法
労働派遣法とは、労働派遣事業の適正な運営と派遣スタッフの就業の条件の整備、雇用の安定などを守る為に作られました。労働派遣法の正式名称は、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律と言います。1985年に成立し、翌年7月に試行されました。労働派遣は、別名を人材派遣とも言われます。労働派遣法には、働く期間が限られています。原則として一年勤務になります。延長して最大で3年まで働く事が出来ます。労働派遣法の中で、派遣をしてはいけない職種があります。医療業、建設業、警備業、港湾業務などは禁止されています。
労働派遣法が2004年3月に改正されました。改正された内容は、派遣が出来る業務が拡大しました。製造業務や医療関連業務が今までは禁止されていたのですが、改正になって許可されました。医療関連用務は紹介予定派遣限定になります。もう一つは、派遣受け入れ期間の延長です。専門職26種類の業務の期間が3年となっていたのがなくなりました。育児休業の間の派遣も、期間は1年から2年だったのが撤廃されました。労働派遣法により請負業務と派遣業務の区別がはっきりされました。請負業務は、指揮官が請負業者になります。派遣業務の指揮官は、派遣先の企業になります。