労働者
労働者とは、法律で職業の種類を問わず事業や事務所に使用される者で賃金を支払われる勤務者を言います。地方公務員や国家公務員などは労働者ではなく勤労者と言われます。日本国憲法ですべての公務員は奉仕者と言われていて、奉仕者は見返りを求めずに無私の活動を行うとなっています。なので金銭の要求など関係なく奉仕するので、公務員は勤労者と言われています。
労働者の権利は、1919年に創設した国際労働機関が出しています。国際労動機関とは、世界中の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とするために作られた国連の専門機関になります。加盟国は183カ国になり、日本は常任理事国になっています。国際労働機関が出した労働者の権利とは、あらゆる形態の強制労働の禁止、児童労働の廃止、雇用や職業における差別の廃止などが出されています。
労働者を守る労働基準監督署とは、労働条件や労働者の保護に関する監督を主に行う所で、各都道府県に設置されています。略して労基署や監督署とも言われています。労働監督の他には、労働災害の指揮や労働者災害補償保険の給付、労働保険の適用、保険料の徴収などを行っています。