合資会社
合資会社とは、2人以上の無限責任社員と有限責任社員の両方で構成されている会社です。合資会社は、人との繋がりを重要視して信頼できる人同士で構成される会社です。無限責任とは、債務の弁済責任の事を指し会社の業績が悪化して倒産した場合に無限に債務全額を返済する責任があることです。有限責任とは、資本金を出資した時の金額の範囲内で債務を返済する責任の事です。この二人によって合資会社が設立できます。
合資会社のメリットは、資本金の制度がなく出資は信用や現物出資、労務などが認められています。設立費用も安く抑える事ができます。個人事業主は社会保険に加入する事ができないのですが、合資会社は社会保険に加入する事ができます。
合資会社のデメリットは、業績悪化で会社が倒産した場合に出資者である社員が債務の責任を負うことです。もう一つは、社員が必ず2名以上いないと設立できない事です。無限責任社員と有限責任社員が必ず必要になります。合資会社は、昔から営業している酒造所やしょうゆや味噌蔵など個人で営業している人が多いので、名刺交換などの際に合資会社と見て取引が心配になる点もあります。
