完全失業率
完全失業率とは、総務省の労働力調査を選ばれた全国の約4万世帯を対象に行い、その結果を総務省が毎月発表する統計の指標です。完全失業率は、完全労働者を労働力人口で割り、かける100にすると完全失業率が出てきます。完全失業率は、働く意思はしっかりとあり準備も出来ているのに、仕事がなく求職中の人を完全失業者といいます。その完全失業者と、就業しているまたは休業している人達を合わせたのを労働力人口といい、その労働力人口に占める完全失業率の割合をさす指標の事を完全失業率といいます。
完全失業率の留意点は、完全失業者と数えられる中に求職活動をしていない人は入っていないことが上げられます。実際のところは求職活動をしていない人も数多くいるので、完全にその数字を信用するのは難しいです。
完全失業率の推移としては、1989年には2,3%だったのが2002年には最悪の5,5%にまで失業率が上がりました。その後は、最低傾向になっています。景気が悪くなると、企業側が解雇すると言うような事も出てきます。そうなると、失業率も上がってきます。反対に、良くなれば失業率が下がります。失業率は、景気のバロメーターの一つにもなっています。