完全歩合給
完全歩合給とは、給料をもらえる保証がなくて、すべてにおいて個人の業績や売上高によって報酬が支払われる方式を言います。別名で完全歩合給制やフルコミッション制とも言われます。完全歩合給は、会社は通常は雇用関係を結んで働くのですが、そうではなく業務契約に基づいて仕事を請け負う形になります。雇用形態を結ぼうとすると、最低賃金を保証する必要があるため、完全歩合は雇用形態の関係の中では、適しにくい給与形態となります。一般的な労働保険や社会保険の制度はありません。このような体制をとっている職種は、不動産業者や生命保険会社で働く場合のやり方が多いです。
完全歩合給を実施している給与形態の種類としては、主に業務委託(フリーランス)契約者や営業職、タクシーや保険の外交員などの職種で多く見られます。生命保険会社で働く場合の給与体制に、最初の三ヶ月は、固定給を支給してその後は自分の実績を挙げた分の完全歩合給を取っていると言うケースもあります。
完全歩合給のメリットデメリットは、メリットはやればやった分だけ貰う事が出来るや、雇用関係ではないので出勤や勤務時間に融通がききます。デメリットとしては、成果が達成できなかった場合、無収入になることあります。
雇用の関係ではなく、自営業者・個人事業主として業務委託契約をすることをしっかり認識することが重要になります。