有効求人倍率
有効求人倍率は、厚生労働省が毎月発表しています。公共職業安定所(ハローワーク)からの情報を元に求人と求職・就職の状況を取りまとめた指標となります。公共職業安定所が扱っている月間の有効求人数を求職者数で割った数値となります。有効求人数は、公共職業安定所に募集を依頼しているまた新しく依頼した求人企業からの求人情報を元に今何人の募集枠があるかを表しています。また有効求職者数は、公共職業安定所に仕事を求めている求職者また新しく求めた求職者の数となります。
有効求人倍率の留意点は、公共職業安定所以外の求人サイトや求人情報誌に求人を依頼している求人企業や利用している求職者の数は含まれません。実際に求人募集をかけて、実際に求職活動をしていることが前提のため、傾向を知る上では重要ですが、雇用・労働環境の正確な状況として言い切ることはできません。
有効求人倍率の主な活用例としては、経済指標も参考にしながら、雇用・労働環境の状況を確認するために使われます。企業が将来の事業計画を立て見通しが立つと、求人募集を依頼するケースが多いため、景況感の見通しに使われることケースも多くあります。
有効求人倍率を活用する際には、地域、職種を分けて見るとことをおすすめします。特に地域では都心と郊外では、求人倍率に際が出る傾向があります。職種別で見ると、大きく異なりますので、ご自身の希望する職種や地域ごとの有効求人倍率を参考にすることをおすすめします。