有限会社
有限会社とは、かつて存在した会社形式の一種です。有限会社の条件としては、出資者がすべて自社の社員であり社員が50人以下であること、資本金が300万円以上である事が条件でした。有限会社は、株式会社のように株式などを行っていません。取締役も有限会社は、一人置けば良いことになっています。株式会社になると、取締役が3名、監査役が1名を最低置かなければなりませんが、有限会社は一人で大丈夫です。
有限会社廃止については、2006年5月1日にこの制度が廃止になりました。廃止に伴って今まで有限会社の名前を使っていた会社は、有限会社を使う事ができなくなりました。制度廃止に伴って有限会社は自動的に株式会社になる事になりました。しかし、条件がありそれに満たない場合には条件付で有限会社をそのまま続ける事ができます。条件は、会社名に必ず有限会社と言う文字を入れる事、もう一つは株式会社又はそれに似た文字を入れてはいけないと言う事です。これらの条件を満たしながらやっている会社の事を特例有限会社といいます。有限会社の特例でやっている特例有限会社のメリットとしては、取締役、監査役の任期が無期限である事です。デメリットとしては、株式会社に比べてイメージ的に信頼性が劣る部分です。
