源泉徴収
源泉徴収とは、企業側が支払う給与や報酬などの支払いの時に、給与から所得税を差し引いて国に納付する制度の事を言います。源泉徴収された所得税は、概算になるので年末に確定したものを出して調整を行います。サラリーマンや公務員は年末調整を行い、自営業者は確定申告の制度があります。納付の対象者は、会社、協同組合、学校、官公庁、社団、財団になります。徴収される範囲の中で、利子や配当、弁護士や税理士などへの報酬も対象になります。
源泉徴収はパートも引かれます。パートの場合は勤務した日数や時間で大きく違ってきます。雇用期間の長さによっても違ってきます。企業側がお給料を支払う前にすでに引かれています。企業が徴収した所得税を従業員に代わって国に納付しています。税額は、給与の金額と扶養家族の数によって決まります。
源泉徴収後の還付額の出し方は、給与収入から給与所得控除額を引いて給与所得が出ます。次に給与所得から各種控除所得額を引くと課税所得がでます。課税所得と所得税をかけると所得税がでて、所得税を80%かけると定率減税後の所得税が出ます。定率減税後の所得税から今までの源泉徴収額を引くと還付額が出てきます。