社内ベンチャー
社内ベンチャーとは、社内の中で特に優秀なスタッフを集めて、全く新しい分野の製品や事業にチャレンジするために独立する事を言います。社内で独立をさせることで優秀なスタッフを会社に引き止めておこうと言うのが目的でもあります。近年では独立思考の強い、優秀な人材が社外へ流出してしまうケースも少なくないためです。また社内ベンチャーは事業部制とも見られますが、独立採算の上事業もゼロからの立ち上げになります。
社内ベンチャーの募集については、社内公募等により募集がかけられます。会社が大きくなるにつれて新規事業のアイデアや創作力のある優秀人材が組織の中に埋もれてしまう可能性が考えられるので、それを防ぎ組織の活性化を目的として社内ベンチャーが導入されるケースが多いようです。社内ベンチャーのメリットとしては、会社にいるすでに優秀な人材や設備、資金、情報などの経営資源やその会社の持っているブランド力を有効に活用できる点です。全くのゼロからの起業と違い成功する確率が高くなるともいえるでしょう。デメリットとしては、独立するのに多大な時間を要し開始する為に組織的な承認が必要になる事です。その他には、社内組織の壁が厚く風当たりが強いと言う事です。